社会人にはリフレッシュが必要!

仕事を持つ社会人には、時に長期休暇が必要です。
日常の業務からしばらくの間完全に離れて、心身共にリフレッシュすることは、その後の仕事のパフォーマンスにも良い影響を及ぼします。

こんな例があります。
A美さんは大手企業の役員秘書として、忙しい日々を送ってきました。
多忙を極める役員の片腕として、スケジュールを組み立て、移動手段や必要な資料をスケジュール変更に応じて揃え直していました。
社外秘の重要案件を扱うことも多く、誰にもこの仕事を任せられないという自負があり、仕事にやりがいを感じていたのです。
「自分でなければ」という思いが強すぎたのか、仕事を自分一人で抱え込んでしまい、ある時身体が悲鳴を上げ始めました。
体調不良でも仕事を休むわけにいかないと無理をした結果、心までを病んでしまい、鬱症状が出始めたのに気付いたのは、他でもない担当している役員だったのです。
「しばらくゆっくり休みなさい。仕事は大丈夫だから。」と事実上の更迭宣言をされたときのA美さんのショックは大きいものでした。
代わりの秘書に業務の引継ぎをする数日間の記憶はほとんどなく休暇に入り、海外に住む妹家族の家に滞在することになりました。
仕事を離れて、日常から遠く離れた場所でゆっくりと生活することで、A美さんは心身共に少しずつ回復していったのです。

このような話は、決して珍しいことではありません。
真面目に仕事に取り組むのは大切ですが、オンとオフの切り替えはとても大切なのです。
A美さんのような苦い思いをしないためにも、時には思い切った長期休暇を取ることは必要なのです。